借金の過払金でよくあるお問い合わせ

消費者金融会社などから過払金が取り戻せるというのは本当ですか?
本当です。私どもの事務所で扱う債務について調べたところ、8.6%程度が10万円以上の過払いになっているものでした。
20万円程度のものも多数ありますし、中には100万円以上になるものもあります。これらは、かなりの率で8〜9割以上取り戻せています。
契約に納得して返しているのだから、過払いが生じないのでは?
利息制限法は、強行規定ですから、当事者の合意があっても制限利息以上の部分は無効です。
また、みなし弁済は、判例で要件を厳重に解釈しており、なかなか認められません。
どうして、過払いが生じるのですか?
利息制限法の利息と金融業者の設定する利息に差があるからです。
10年返済してきているのですが、どの程度の過払金が生じるでしょうか?
どの程度過払いになっているかは、借入残高の推移、完済期間がなかったかどうか、金利がどの程度だったかなど、取引の経緯を実際に調べてみないと何とも言えないところです。
仮に10年前年29.2%の金利で50万円を借り、毎月利息分だけを返済してきた場合は、67万円以上の過払いになります。
完済した借り入れについても過払いを請求できますか?
完全に返済が終わっている業者に過払請求を行うことも10年の時効が成立していなければ理論的には可能です。
ただし、業者側からは取引の経緯が出てこない場合もありますので、訴訟になった場合は契約書等、一定の証拠を提出する必要があります。
6年借入していたのですが、過払いはありますか? どれくらい借入期間があったら、過払いになりますか?
過払いになっているかどうかは、借入残高の推移、完済期間がなかったかどうか、金利がどの程度だったかなど、取引の経緯を実際に調べてみないと何とも言えないところです。
仮に年29.2%の金利で借り入れ、毎月利息分だけを返済してきた場合は、5年5ヶ月で過払いになります。
実際には、借りたり返したりの繰り返しがありますし、年利も低いケースが多いので、もう少し時間がかかります。
途中で完済していますが、通算して計算できますか?
完済する前を通算するかどうかについては、肯定否定両方の立場の判例がありますが、通算する立場の判例が有力です。
枠を広げた時に契約の更新をしていますが、通算して計算できますか?
判例では、契約の更新があっても「一連の取引」として通算する立場が有力です。
最初の契約書がなくても過払いを請求できますか?
最初の契約書は取引期間を証明する上で強力な証拠ですが、それがないとしても、請求書、返済控、銀行の通帳など、取引があったことを証明する方法は他にもいろいろあります。
最初の契約書類、取引の明細など手元に残っていないのですが過払金の請求は可能でしょうか? 先月の返済時の明細だけ手元に残ってます。
債務が残っている場合と完済している場合があります。債務が残っている場合、金融庁の事務ガイドラインに「債務者、保証人その他の債務の弁済を行おうとす る者から、帳簿の記載事項のうち、当該弁済に係る債務の内容について開示を求められたときに協力すること」とあり、おおむね守られていますので、取引の履 歴が少なくとも一部は開示される可能性が高いと思われます。
完済している場合、債務整理への協力という趣旨から取引履歴を開示してもらえるケースと頑なに拒否されるケースがあります。
開示された取引の履歴が一部であったり、開示がなかった場合、債務者の方の申告に基づき仮計算をして請求を行う等の方法がありますが、訴訟になったときに 主張が認められない可能性もありますので、リスクを判断する必要があります。請求すべきかどうかは、ご相談いただければと存じます
過払金の請求は司法書士や弁護士に頼まないといけないのですか??
法律上、自分でできないことはありません。しかし、相手の業者が思うように動いてくれず、スムーズにいかなかったり、条件が少々悪くなったりすることが多 いようです。例えば、取引の履歴を出してもらえなかったり、みなし弁済、その他様々な法律上の主張をされる場合があります。
したがって、法的な応対の仕方を知っている、司法書士や弁護士に依頼した方が結局得になる場合も多いと思われます。
なお、過払金返還請求を代理する権限は、弁護士だけではなく簡裁代理権を認定された司法書士にもあり、近年身近な法律家である司法書士の扱う事例が増えています。
過払い請求にはどの程度期間がかかりますか?
スムーズに行けば、3ヶ月くらいの間に、決着がつきます。ただし、相手方がデータを出さず、訴訟になると、解決まで半年以上かかる場合もあります。
具体的にどうなるかは、相手の会社の対応や裁判の状況によって変わってきます。
過払い請求にはどの程度費用がかかりますか?
任意整理として、1社〜5社=1社につき、4万2千円(税込)、6社以上=1社につき、2万1千円(税込)を3ヶ月程度でお支払いいただくことになります。
交渉開始後は返済を止められますので、その間にいつも返済している分を費用の支払いに回していただければと存じます。
過払金については、戻ってきた金額の20%を成功報酬として申し受けております。訴訟が必要な場合は、2万5千円〜3万円程度かかります。
取戻し額が60万円以上になる場合は、超えた額の10%が訴訟費用に上乗せされます。
私は銀行、クレジット会社にも借入がありますが、消費者金融のみに対し過払金返還請求をできますか?
可能です。ただ、この機会に借入のない生活を行うため、残りを一緒に任意整理するという選択肢も考えられます。

  

コメントは受け付けていません。